お酒が飲めない人にとって辛いのは、飲み会で受ける、無知や誤解、偏見に基づく心無い発言。

中には、わざと意地悪なことを言う人もいたりします。

 

だからと言って、お酒を伴う場を避けて通れないのも、大人の辛いところ。

「飲みニュケーション」という言葉もあるくらいですから、大学、職場、町内会、親戚関係他さまざまなところでお酒がからんできます。

 

最近は、「アルコールハラスメント」という言葉と共に、お酒の強要は以前より減りましたが、それでも、せっかく飲み会に参加した下戸の人に対する、心無い発言はまだまだ多いでしょう。

そこで、下戸の人が嫌な思いをする発言のあれこれを紹介します。

 

こういう言葉で傷ついているということを、お酒が飲める人たちは、ぜひ知っておくべき。

そして、無知や誤解に基づく発言に、どう対処すべきかヒントをお届けします。

 

酒飲めない辛さはこの発言:無知と難癖編

無理して飲んでれば、飲めるようになる

これは、完全に無知に基づく誤解。

ある程度当てはまる人がいたとしても、まったく当てはまらない人がいることが重要です。

アセトアルデヒド分解酵素ALDH2には3つの型があって、酵素の活性が強い人と弱い人、そして活性がまったくない型に分かれるわけです。

お酒に強い人は「アセトアルデヒドの代謝速度が速い活性型」を持ち、逆に「代謝速度の遅い低活性型」はお酒に弱く、「酵素活性がまったくない非活性型」を持つ人はいわゆる下戸というお酒を体質的に受け付けないタイプということ。

詳しくは→お酒飲めない人の割合は?アルコール分解と酵素の関係!外国人は?

 

対応のヒント!

上記の非活性型を持つ人が、無理して飲んでいるうちに飲めるようになる、ということはありません!

むしろ、健康を害するリスク、下手をしたら命の危険を伴うリスクが高いので、しつこく言ってくる人に対しては、上記の事実をきちんと説明することが大事。

 

空気読めよ

他にも、「乾杯のときくらい」、「一杯くらい」とか「私のお酒が飲めないのか」などもありますね。

これらはもう、飲酒を強要しているアルコールハラスメントに他なりません。

 

対応のヒント!

体質的に飲めないこと、そういう人が存在することは科学的な事実であることを改めて伝えましょう。

先程の引用部で説明したアセトアルデヒド分解酵素が非活性型の人にとって、アルコールを摂取することは下手をしたら命の危険を伴うリスクがあることを説明する。

 

それでもしつこい人には、アルハラに該当する行為であることを教えてあげましょう。

法的に罪に問われることを指摘し、該当する「強要罪」、「強要未遂罪」という言葉から、アルハラは犯罪に結びつく行為であることを理解してもらうことが大事。

 

なんで飲まないの?

いやいや、「飲まない」のではなくて、「飲めない」んですけどね。

こちらの発言をするタイプは大きく2つ。

 

一つは、「空気読め」に類するアルハラ系、もう一つは、素朴な疑問で聞いてくる人。

あなたの見た目が、いかにも飲みそうという印象だと、後者のタイプが多いかも。

 

対応のヒント!

しつこいアルハラ系に対しては、前項の「空気読めよ」の人たちと同じく、遺伝で決まる酵素のタイプによって飲めない体質が存在する話。

それでも駄目な場合は、アルハラに該当するので、法律的に罪が成立する状況をはっきりと伝えましょう。

 

初顔合わせの人が多い飲み会だと、後者のタイプをさばくのが面倒かもしれませんね。

悪気のないこの手の無知な人たちに対しては、知っておいて欲しい知識として遺伝で決まる体質の話を理解してもらいましょう。

 

なんで参加しているの?

もしくは「なにしに来たの?」などもあったりと、これらは、こちらがお酒を飲めないことを知っていての発言になりますね。

要するに、大人気のない、幼稚な発言なので、まともに取り合う必要はありません。

 

元気に「皆さんと親睦を深めに来ました!」とあしらっておけば良いレベルです。

それでも絡んでくるしつこい人がいるようであれば、思い切ってこんな対処がいいでしょう。

 

対応のヒント!

「○○さんから誘ってもらったのでありがたく参加しましたが、下戸の私がこの場にいることが相応しくない、と××さんが言うのであれば退席しますが、どうしますか。」と宣言して、相手に判断を委ねてしまいましょう。

こう言うと、たいていの人は、自分の責任で人を帰らせるほどの意気地はありませんから、途端に静かになります。

 

もし、帰ってくれと言われても、慌てず、騒がず、平然と、余裕を持ってその場を後にしましょう。

ネチネチと絡んでくる人がいる飲み会にいても楽しいことは一つもありません。

 

逆に貴重な時間を無駄にすることを避けることができたのですから、あなたはラッキーなのです。

 

酒飲めない辛さはこの発言:価値観押し付け編

人生損している

一方的な価値観の押しつけなので、気にせずに、適当にあしらうのがベストです。

話題をズラす作戦としては、お酒を飲まない人のアピールポイントである、「お酒代」「二日酔いコスト」「健康面」「運転」「失態しらず」などについて、相手からヒアリングしてみるのも良いかも。

詳しくはコチラ→酒飲まない男はつまらない・ダサいと言われる本当の理由とモテるポイント

 

ストレスたまってそう

個人の単なる感想なので、気にする必要はなく、適当にあしらうのがベストです。

 

モテなさそう

ほっとけ!ですね。(笑)

しかし、パートナーがいない人であれば、ここはありがたく乗っかって、お酒飲めなくても気にしない素敵な異性を紹介してもらいましょう!

 

 

まとめ

下戸の人を傷つける発言をいくつか見ていただきましたが、無知と誤解が元になっていることが多いですね。

傷つけられる発言をさせないためにも、正しい知識をきちんと伝えることが大切なこともわかりました。

 

そして、飲める、飲めないに関わらず、お酒を強要することは犯罪ですから、今までに心当たりがある人は気をつけましょう。

お酒が飲める人も飲めない人も「お互いさま」の意識をもって、お酒の場を楽しく過ごせるようにしたいですね。

 

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