お酒が飲めない人でも、飲める人でも、社会人になれば仕事をすすめる上で接待を行う機会が増えますよね。
お酒を交える場に取引先の方々と同席するという、やたら神経を使い緊張感のある(できれば避けたい)イベントとして認識されていることが、お酒が飲めない下戸の人には多いのではないでしょうか。
下戸にとっては、非常に悩ましい問題ですね。
接待の宴席でどのように行動すべきか、そして、お酒を勧められてしまった場合どう対処すべきか。
ただでさえ、お酒を飲んだら体調が悪くなるのに、失敗したら出世できないかも、というプレッシャーも。
今回は、接待とは何かを正しく理解し、今後、お酒が飲めない自分が接待をする側になった際に、どう対応すべきかをまとめました。
お酒飲めない人が接待!ビジネスの場であること=お酒断るのはアリ
接待は、会社のお金で食事やお酒の席を設ける場であり、そこではビジネス上の目的が明確に存在します。
具体的には、ビジネスパートナーとして、相手に良い印象をもってもらうことや、相手と継続的な関係作りをするためのれっきとした「ビジネスの場」ということです。
つまり、単にお酒や食事を堪能する場ではありません。
ゆえに、相手に失礼のないようにすれば、無理にお酒を飲む必要はありません。
そうなんです、安心してください。
無理にお酒を飲む必要はないのです!
お酒飲めない人が接待!接待される側を尊重できているか
大前提として、接待では、接待される相手方をもてなす場になりますので、接待する側が楽しんで終わってはいけません。
そのような意味合いから考えれば、お酒などを勧められたからといって、決して飲みすぎて酔いつぶれたりしないよう、節度をもって応対する必要があります。
そう、飲めないお酒を無理して飲んで、もてなしの場を乱してはいけないということ。
では、接待する側の「お酒が飲めない人」がお酒を勧められた場合、どうすればいいのかについてお伝えしましょう。
繰り返しになりますが、接待は「ビジネスの場」であるがゆえ、接待する側はお客様に粗相がないよう、限度を超えて酔うことは絶対に駄目。
にもかかわらず、お酒が飲めないあなたに対して、相手方の幹部の方から「このお酒は美味しくておすすめだから、ぜひ飲んでみなさい」と言われたら、どう対応しますか?
例えば、こんなふうに、相手を気遣った返答をしてみてはいかがでしょう
「美味しいお酒を味わってみたいと思う気持ちはあるのですが、残念ながらお酒を受け付けない体質なもので、ご迷惑おかけしないよう遠慮させていただけますでしょうか。お心遣いありがとうございます」
一方的に「お酒が飲めない体質だから無理」ということをアピールするのではなく、「本当はとても飲みたいけれど、やむを得ず飲めない」という形で伝えれば良いわけです。
要するに「物は言いよう」で、伝え方が適していれば、相手の気分を損ねることはありません。
そして、気持ちよく楽しんでもらえる接待ができれば、ビジネス上の効果の有無は別としても、相手に良い印象をもってもらうことができます。
お酒飲めない人が接待!リスクに備える
しつこくお酒を勧められてしまう場合に備えて
ただし、あなたがお酒を飲めないと伝えても、場合によっては、しつこくお酒を勧められることがあるかもしれません。
そんな状況を想定して、事前に、上司や同僚にフォローしてもらえるように段取りをしておくこともお薦めします。
上司や同僚には、接待時にお酒を強く、しつこく勧める人がいたら、こんな感じの助け舟を出してくれと頼んでおきましょう。
「実は、明日の朝から社内研修が予定されておりまして……」
「実は、社内の宴席で無理して倒れたことがありまして……」
前提としては、接待する側の参加者共通の見解となっているか、咄嗟に話を合わせやすいネタがお薦めです。
あなたが女性で、もし接待に同席をもとめられたら?
接待の席に、女性社員を求める風潮が、多くの業界や企業にはまだあるようです。
それは、女性社員が参加した場合、それだけでも雰囲気が和やかになり、接待の満足度が高くなる傾向があるからです。
そうは言っても、やはり「ビジネスの場」と考えれば、接待相手との業務が、直接自分や所属部署の仕事に関わるような場合でなければ、参加を断っても構わないでしょう。
というのも、食事や宴席の接待であれば、基本的に労働時間外になるので、会社側も強制することはできないからです。
ましてや、自分に関係していない取引先との接待ともなれば、なおさらです。
万が一強要される場合は、パワハラやセクハラに該当する可能性が高いので、コンプライアンス部門や弁護士などに相談することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
お酒を飲めない人が、接待の宴席でお酒を勧められてしまった場合どう対処すべきかをお伝えしました。
答えは、「ビジネスの場」であることを前提に、接待相手に配慮した言葉を添えて、はっきりと断ること。
「本当はとても飲みたいけれど、やむを得ず飲めない」という形で伝えること。
あなたが、もし接待する側の人間になったときは、今回お伝えした内容をぜひ活かしてください。
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